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スクアレン 

苛酷な環境を生き抜く、深海ザメの活力のもと

スクアレン

スクアレンとは

スクアレンは、深海ザメの肝油から抽出される物質で、深海ザメエキスとも呼ばれています。

サメ (フカ)は軟骨魚類からエイ、ギンザメ類を除いたものの総称ですが、深海に生息するアイザメの肝臓の油に含まれるスクアレンの量が約70 〜85パーセントと特に多く、そのほかの深海ザメのスクアレン量をはるかに凌駕しています。

水深1000メートルを超える深海は、海面からの光も届かない暗闇の世界であり、想像を超える高水圧に耐えなればなりません。また、低酸素という苛酷な環境で生き抜くためには、強靭な生命力の持ち主でなければ生き抜くことは不可能でしょう。深海ザメの活力のもとは、体重の20パーセントもある巨大な肝臓にあります。なかでもアイザメの肝臓の重量は体重の25パーセントを占めています。更に肝臓の25パーセントが肝油であり、その油性成分のほとんどはスクアレンで占められています。

必要な酸素を還元作用で作り出すスクアレン

1906 (明治39年、当時東京工業試験場で 油脂化学を研究していた辻本博士は、深海ザメの仲間である、アイザメやウバザメなどの肝臓の油から発見した物質「高純度不飽和炭化水素(脂肪酸)」に、スクアレンという名前をつけたのです。この油性成分は無色、無味無臭、揮発性が低く、凝固点もマイナス45〜マイナス50度と低いことから、油の潤滑性がよく、皮膚への浸透性が強いことがわかりました。

1931年、スクアレンの化学構造式が、ノーベル賞受賞学者であるスイスのチユーリッヒ大学力ーラー教授によって明らかにされました。不飽和脂肪酸であるスクアレンは、常に化学的安定を維持しようとして、体内の水を還元して水素を取り込み、その結果酸素を発生させます。この一連の化学反応プロセスが、極度に酸素濃度の低い深海にあって、アイザメが必要とする酸素を体内で補給する働きをしているのではないかと考えられているのです。

スクアレンの効果

期待される効果は次のとおりです。

  • 美肌(皮膚のアンチエイジング効果)
  • 肝機能回復
  • 視力回復

もともとスクアレンは人間のからだの中にも存在する油性物質で、とくに皮脂(皮膚表面と皮下脂肪組織)に多く含まれています。しかし、年齢を重ねるとともにその量が減少して、シミ、 シワ、夕ルミなど肌の老化が進むようになるのです。

当初は、アイザメの肝油を原料とするスクアレンは、油の伸びがよく、皮膚への浸透性(湿潤効果) が高いなどの特性を生かして、高級化粧品に外用(直接皮膚に塗る)での利用から始まりました。全身の皮膚の新陳代謝を高めるスクアレンの優れた働きが、スキンケア化粧品に適していたのです。

肝機能の回復強化、視力改善が期待される

その後、スキンケアなどの美容効果だけでなく、体内での働きについても研究が進みました。良質な不飽和脂肪酸であるスクアレンには、成人で約60兆個あるといわれる体細胞に酸素を供給する働きが期待され、そのことによって各臓器の機能が高まります。

とくに肝細胞に豊富な酸素が供給されることで肝臓の活動が活発になり、肝機能の回復・強化、視力の改善などがはかられ、全身のホメオスタシス(恒常性の維持)が保たれると考えられています。多くの機能を持つスクアレンは、代替医療としても近年再び注目が集まっている成分です。

アイザメの新鮮な肝臓から採取されたスクアレンは、減圧蒸留処理によって精製されますが、おもに錠剤やカプセル状のサプリメントとして、または栄養・美容クリーム、口紅、医薬用軟膏に配合されるなど、さまざまな形で広く利用されています。

費用その他

スクアレンのサプリメントは各種販売されていますが、含有量や価格は製品ごとに異なります。ご自身にあった製品をお探しになるのがよいでしょう。

 

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