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紅麹(べにこうじ) Monascus

漢方にも処方される発酵食品

紅麹 代替医療 サプリメント 健康食品 抗がん 補完療法

紅麹とは

日本で清酒、醸造酢、みそ、醤油などの発酵食品の醸造に用いられる麹菌は黄麹(アスペルギス属の糸状菌)ですが、中国や台湾などでは紅酒、 紅老酒(紹興酒)、紅乳腐などの醸造には古来より赤い色の紅麹(モナスカス属の糸状菌)が用いられてきました。

古代中国の薬学書『本草綱目』に「消食活血、健睥燥胃(食物の消化を助け、血液の流れをよくして、内臓を強化し、胃をスッキリさせる)」と紅麹は記載され、漢方処方に配合される生薬として扱われています。

黄麹よりも繁殖力が弱く、保存管理が難しいために、日本では沖縄の加工豆腐(泡盛ともち米の紅麹で作る漬け汁で発酵させた「豆腐よう」)や、新潟特産の「赤い酒」の醸造に使用される程度でした。

1980年代に入ると、紅麹の健康効果を取り入れた機能性食品の開発がすすめられ、紅麹酢、紅麹みそ、紅麹パンなど、多彩な発酵食品が登場するようになりました。

紅麹の働き

期待されている働きは次のとおりです。

  • コレステロール値の低下作用
  • 血圧降下作用
  • がん予防

紅麹にはこれまでの研究で、コレステロール低下作用、癌の予防効果、顕著な血圧降下・血圧上昇抑制(血圧調整)作用などが認められています。

紅麹サプリメントに関する2つの注目すべき臨床実験の結果が発表されています。1つ目はUCLAのデビット・フィーバー博士のチームが行った実験で、この実験では、83人のボランティアに対して8週間にわたって紅麹のサプリメントが与えられた結果、LDL(悪玉)コレステロールが平均22% 下がったのに対して、プラシーボ(偽薬)のグループは1%しか下がらなかったとのことです。同時に実験された、アメリカ最大手製薬会社メルク社が販売する医薬品のメバコールは、LDLコレステロールの値を平均で17%下げたとの報告があります。

コレステロール低下作用・がん予防にも

2つ目は、ボストン・タフツ大学医学部のジェームス・リッピー博士のチームが行った実験です。この実験では、アメリカの12の医療機関の医師の協力で、被験者233人に8週間に渡り紅麹を与えたところ、平均して242から206までコレスロール値が下がったと報告しています。

なかでも紅麹に含まれるモナコリンKはコレステロール合成阻害成分で、動物実験では悪玉コレステロール(LDL)を低下させる働きが認められ、 高脂血症の改善が期待されています。また、紅麹の血圧を正常に保つ調整機能は、その有効成分が1996年に特定保健用食品に認定されたガンマ-アミノ酪酸であることが判明しました。

費用その他

紅麹を摂取するには、サプリメントで摂る方法と食品で摂る方法があります。臨床試験のデータから判断すると、紅麹を摂り始めてから効果が出るまでに約1ヶ月~3ヶ月かかります。 この期間で悪玉コレステロールを20%~30%,総コレステロール値を約10%~20%低下させるようです。

紅麹はたくさんの種類がありその中でもモスナカス・パービュレウスを原材料としたものが最も効果があるとされています。しっかり選んで使用したいものですね。

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