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冬虫夏草 Plant worm

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冬虫夏草とは

冬虫夏草とは、セミやクモなどの昆虫に寄生したキノコの総称です。とても珍しい自然現象であり、世界中でも約300種余りしか発見されていません。中国の青海、雲南、四川、チベットからネパールの海抜4000m級の高山帯が産地とされていますが、日本でもクモタケ、セミタケ、カメムシタケなどの種類が存在します。

中国で漢方生薬として使用されるのは、コウモリガの幼虫から出たひとつの種を指していました。 学名をコルディセプス・シネンシスと付けられています。
「冬虫夏草」は昆虫と菌種の結合体で、“虫”は蛾科の昆虫のこと、菌種は「冬虫夏草」菌 のことです。

夏になると、色鮮やかなたくさんの蝶が山中を飛び、花にたくさんの卵を産みます。やがて卵が幼虫に孵化し、土の中に潜り、植物の根の栄養分を吸収して大きく成長します。この時「冬虫夏草」菌がこの昆虫につくと、菌はまず昆虫の体内に侵入し、昆虫の豊富な栄養分を吸収しながら、グングンと育っていきます。

昆虫が危険を感じ、必死に地面に出ようとしても、地表に着く前に菌のせいで死んでしまいます。長い冬の間に、菌は昆虫の体内で成長します。形は昆虫の形が残っていますが、中身はもう菌に変わっているのです。これが“冬虫”です。
春の終わり頃から初夏にかけて、菌に変わった“虫”は発芽し、小さな頭(菌の子実体)が地面に出ます。そのまま放置するとやがてその小さい頭は草(細長い棍棒型)になります。これが“夏草”です。この奇妙な自然生態ゆえに「冬虫夏草」と呼ばれたのです。

1980年代には冬虫夏草に含まれる活性物質(コルジセピン、ウラシル、ウリジン、アミノブリン、エルゴステリンなど)の分離が工業的にできるようになり、また、発酵による大量栽培技術が進歩したことから、品質の高い冬虫夏草エキスの生産が可能になりました。

●働き

冬虫夏草は中国を代表する優れた漢方生薬のひとつで、古来より愛用されて来ました。特に中国の歴代王朝で、強壮・精力増強、疲労回復、諸病治癒、不老長寿に効果がある薬品として、宮廷を中心に常に珍重されてきました。

チベットで1400年頃に編纂された薬物書「甘露宝庫」では、体の力と失われた精気を回復させ、すべての身体機能を整え、体力や熱の偏重による病気にならない等すばらしい効果があり、副作用がなく、効能の宝庫である、と記されています。

清朝の漢方医学書、「本草従新」(1757年)には、冬虫夏草は人間のエネルギーを生み出す源で、身体を強壮させると紹介されています。チベットで薬物として使われていた冬虫夏草が、中国に移送され内容が伝わったと考えられています。

「冬虫夏草」に含まれるβ-グルカンは豊富であり、亜鉛、セレン他のミネラル類・天然アミノ酸他のタンパク質など栄養成分の含有量も富んでいます。さらに、コルジセピンや抗酸化酵素(S.O.D)なども含んでおり、健康維持に役立つでしょう。
また、体力増強やスタミナアップを目的として、近年、冬虫夏草は多くのプロスポーツ選手に愛用されているようです。

1993年に北京で開催された陸上競技会で世界記録を出した8名の女性選手が、食事とともに冬虫夏草を摂っていたことから世界中のアスリートのあいだで大ブームとなりました。現在は心肺機能の強化、筋肉疲労の回復サプリメントとしても幅広く利用されています。

冬虫夏草は十数種類のアミノ酸、粗繊維、炭水化物、脂肪、カルシウム、鉄、亜鉛、マンガン等の微量栄養素が15種類発見されています。

この中には抗ガン作用が期待されているβ-グルカン、エルゴステロール、コルディセプス酸、コルディセピンなどが含有されており、代替医療の生薬として注目されています。

 

  • 費用その他

冬虫夏草の現物乾燥品やエキスのサプリメントが多数販売されていますが、品質も価格帯も様々ですので、よく調べてからご使用されるのがよいでしょう。

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