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アガリクス agaricus, Agaricus sp.

agaricus_bisporus[1]

●アガリクスとは

アガリクスは ハラタケ属のキノコの一種で、日本ではヒメマツタケと呼ばれています。

アガリクスと同種のニセモリノカサは、ニューヨークの植物学者チャールズ・ベックによって1893年に初めて文献に記載されました。比較的歴史の浅いキノコですが、ブラジルではその生命力から「命のキノコ」と呼ばれることもあるようです。

いくつかの研究機関から抗腫瘍効果「免疫療法」や血糖値降下作用等が報告され、注目が高まりました。かつては非常に高価でしたが、1990年代に栽培方法が確立され比較的手に入りやすい存在となりました。

アガリクスは1965年に、初めは食用として日本に持ち込まれました。1990年代中頃よ
り、いわゆるアガリクスブームが始まり、補完・代替医療としてサプリメント・健康食品に展開され乾燥キノコや抽出エキスが販売されるようになりました。当時は日本国内で300億円以上とも言われる巨大な市場を形成しました。

国立健康・栄養研究所はアガリクスに関し、免疫の活性化を含めヒトでの有効性と安全性については信頼できるデータは2011年3月現在見当たらないとしています。しかしその一方で、動物実験や細胞実験では多くの抗腫瘍効果が発表されています。

●働き

アガリクスの有効成分として最もよく知られているのがβ-グルカン(ベータグルカン)です。β-グルカンはキノコ類に多く含まれ、アガリクスの他には霊芝(マンネンタケ)やヤマブシタケ、ハナビラタケなどが含有量の大きいキノコとして知られています。
β-グルカンとは、ブドウ糖がたくさん結合してできた「多糖体」の一種で、この多糖体が抗ガン作用をもたらしていると言われています。

アガリクスの多糖体には、他にもα-グルカン、β-ガラクトグルカン、キシログルカンなどが発見されています。

また、近年では、免疫細胞の一種のマクロファージに、β-グルカンを認識する受容体(レセプター)があることも発見されています。

このβ-グルカンレセプターは、β-グルカンと結合することで、免疫細胞を活性化させ、TNF-α(サイトカインの一種)を盛んに生み出すとがわかってきています。
アガリクスは、β-グルカンの他にも、抗がん作用のある物質をもっています。

アガリクスから得られたエルゴステロールを、がん細胞を移植したマウスに投与したところ、増殖するがんの重量が減少したという研究報告があります。

エルゴステロールは、ガン細胞が増殖するとき必要とする栄養を得るための血管の形成を阻害する作用を持ちます。これは、アガリクスの抗ガン作用の一つの働きを示していると考えられます。

日常生活で摂取される食品と同等のものであり、副作用が起こる可能性やその危険性は低いといえます。

  • 費用その他

アガリクスは菌株、栽培条件によって安全性・機能性成分やその含有量が異なるため、製品ごとに情報を集め評価する必要があるでしょう。

また、高額すぎるサプリメント・健康食品製品には注意が必要です。1ヶ月の使用で5万円や10万円などという製品は初めから疑ってかかるべきでしょう。

また、製品を利用する場合は、担当の医師に相談することをおすすめします。

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