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フコイダン fucoidan

ヌルヌル成分が免疫力を強化

フコイダン

フコイダンとは

フコイダンとは、ワカメや昆布、メカブなどの海藻類のヌメリ成分に多く含まれる天然成分で粘質多糖類の一種です。

このヌメリ成分は、海藻が砂などで傷ついてしまった部分を修復したり、引き潮の時に体が乾燥するのを防いだりする、海藻にとっては大切な成分です。ヌメリ成分は、海中の微生物に自身がたべられないようバリアをする役割も持っており、特にモズクや昆布に多く含まれている事がわかっています。

抗がん アポトーシス作用

フコイダンは1913年にスウェーデンの学者H.Z.キリンによって発見され、「フコイダン」と名付けられました。

1970年代以降、研究が盛んに行われるようになります。1996年、アメリカのJFKメディカルセンターのデーリック・デシルバ博士は、フコイダンががん細胞に選択的に働きかけてアポトーシス作用(細胞を自然死に導く作用)を持つと発表し、脚光を浴びました。日本でも三重大学などからフコイダンのアポトーシス効果が発表されています。

また、2002年にはフランスの科学者による研究で、F-フコイダンがウサギの細胞の過形成を抑制することが明らかとなりました。ただ、いずれも実験室レベルでの試験結果であり、人間に対する臨床的な研究はほとんど発表されていません。

フコイダンの働き

基礎研究として、抗酸化作用、アポトーシス(細胞の自然死)による抗ガン作用、抗菌作用、皮膚創傷修復作用、胃粘膜保護作用、胃潰瘍治癒促進作用、血中コレステロール低下作用が報告されています。
一方、フコイダンはモズク、昆布などの褐藻類から抽出されますが、褐藻類に多く含まれるヨードにもアポトーシス誘導による抗ガン作用があることが報告されています。フコイダンの作用とされる抗ガン作用は抽出時に混入したヨードの作用ではないか、とも考えられています。

フコイダンのアポトーシスを起動させる働きは、ガン細胞を自滅させる場合のみに限られており、正常な細胞にはアポトーシスが起こらないという点が、理想的ながん退治法といえるでしょう。

近年、胃潰瘍や胃癌発生の原因のひとつとされるピロリ菌の除菌が話題になっています。フコイダンは胃の中に入るとすぐにヌルヌルパワーを発揮して、胃の表面に浸透し粘膜を保護します。同時に、フコイダンが持つ重要性分の硫酸基が粘膜を刺激してマクロファージ(大食細胞)の働きを活性化させ、胃潰瘍や慢性胃炎で生じた胃粘膜の炎症部分(胃がんなることもある)を修復します。このため、補完・代替医療としてフコイダンのサプリメントは広く普及しています。

さらに、胃の中のピロリ菌をフコイダンの硫酸基に吸着させ、小腸、大腸へと押し流す強力な除菌作用もあります。

期待される効果

・抗がん作用(がんの進行予防)
・抗酸化作用
・胃粘膜保護作用
・免疫賦活作用
・コレステロール低下作用
・抗アレルギー作用

費用その他

抽出物などのサプリメントや健康食品の中には高額な商品もあり注意が必要です。各商品のフコイダン含有量やその抽出方法などをよく調べてから検討されることをおすすめします。ただ、特に意識していなくとも普段の食生活の中でフコイダンが含まれた食品を私たちは摂取しており、様々な効果や効能を得ています。ご存じの通り、日本ではモズク、昆布、ワカメなど、一般的な海藻類は非常に安価に購入できます。

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