浅虫温泉
浅虫温泉(あさむしおんせん/青森県)
浅虫温泉は、青森市東部の陸奥湾に突き出た夏泊半島の西側に位置し、800年を超える歴史を持つ古湯です。温泉とともに、遊興街、歓楽街としても周辺が発展したことから「東北の熱海」や「青森の奥座敷」の別名もあります。
貞観18年(876年)に円仁が発見したのが始まりとされ、その後は主に麻を蒸すために利用されていました。文治6年(1190年)に法然がこの地を訪れ、湯や治療の効能を広めたと伝えられています。温泉名も麻を蒸すことに由来し、「麻蒸(あさむし)」が転じて「浅虫」になったといわれています。
江戸時代になると弘前藩主津軽家も浅虫温泉に本陣を設け、奥州街道沿いの町として発展し、旅人や商人、湯治客などで賑いをみせました。
陸奥湾に面する浅虫温泉駅の西側はアメリカ西海岸のような明るい雰囲気で、いわゆるビーチリゾート。駅の東側は今でも古き面影を残す情緒ある温泉街です。
文人墨客も数多く訪れており、竹久夢二や太宰治、 棟方志功などが長期に渡り湯治したことが知られています。現在では、ホテルや旅館の数は35を超え、東北有数の温泉地として遠方や国外から訪れる人も多くなっています。
浅虫温泉の効能
- 動脈硬化症
- 神経痛
- 切り傷
- 慢性皮膚病
- 慢性婦人病
- 高血圧症
- 眼病など
浅虫温泉の泉質・情報
泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉
泉温:73~78℃
所在地:青森県青森市浅虫
交通:JR青森駅から東北本線で約20分 浅虫温泉駅下車 徒歩圏内
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