十勝川温泉
十勝川温泉(とかちがわおんせん/北海道)の特徴
十勝川温泉は北海道のほぼ中央、十勝平野に位置する温泉です。この温泉は、太古の昔に茂っていた巨木や草類が朽ちて埋もれ、腐食することなく厚い層となり、さらに何百万年という年月をかけ泥炭化し、地熱によって温められた上、発酵熱をともなって温泉として噴き出したものです。古来、先住アイヌ人たちはこの温泉を「薬の湯」と呼び、民間療法として活用していたそうです。
茶褐色の湯は植物性質がまじり、ソフトな肌触りで健康と美容効果があることから「美人の湯」として人気があります。
美人の湯として名高く 肌がつるつる・スベスべに
十勝川温泉は別名モール温泉とも呼ばれています。「モール」とは英語で湿原(泥炭地)のことで、植物性の有機物を多く含み、源泉は琥珀色・茶褐色をしたアルカリ性単純泉・弱食塩泉です。
「薬の湯」と呼ばれていたように、入浴はさまざまな症状に効能があり代替療法として長期間の湯治にもおすすめです。また、湯を飲用すると慢性消化器疾患、慢性便秘、糖尿病、通風、肝臓病に効果があるでしょう。
昭和初期より本格的開発が行われ、今では年間約60万人の道内外および海外からも観光客が訪れる、道東を代表する温泉地となっています。
十勝川温泉の効能
- 神経痛
- リウマチ
- 皮膚病
- 消化器疾患
- 関節痛
- 糖尿病
- 肝臓疾患
- 痛風など
十勝川温泉の泉質・情報
泉質:アルカリ性単純泉・弱食塩泉
泉温:55℃~65℃
所在地:北海道河東郡音更町
交通:バスの場合 JR帯広駅からバスで約20分