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初心者のためのアロマテラピー実践方法

さまざまな方法で取り入れることができるアロマテラピー。手軽なものから本格的なものまで、症状や好みに合わせて選択することができます。

 

芳香浴

一番手軽に精油の香りを楽しむ方法

空気中に精油の香りを漂わせ、その香りをかぐのが芳香浴。鼻から吸い込まれた香りの分子が脳を刺激し、使用するエッセンシャルオイルによってリラクゼ一ションをもたらしたり、神経を集中させたりします。さらにこの香りの分子は呼吸器から体内に吸収され、血流に乗って全身を巡り、体や心のバランスを整える代替療法となるでしょう。

アロマテラピ一のなかでもっとも手軽な芳香浴ですが、人の出入りがある場所などで使用する場合は、軽く香らせる程度にしたほうがいいでしょう。また、長く楽しむ場合は換気を忘れないようにしてください。

芳香浴には次のような方法があります。

ティッシュやハンカチを使って気軽に楽しむ

ティッシュペ一パ一やコットン、ハンカチなどに精油を2〜3滴たらし、そのままそばに置いておきます。手軽で誰でも安全に取り入れられるので、外出先やオフィス でも香りを楽しむことができます。就寝時の枕もとや車の中などに置いてもいいでしよう。鼻を近づけてかぐときは、精油が肌に直接触れないようにしましよう。

マグカップを使って、仕事中の気分転換などに

お湯を入れたマグカップや洗面器などに精油を2〜3滴たらし、香りを含んだ蒸気を漂わせます。ハンカチなどに直接たらすよりも揮発しやすく、香りも強くなり芳香浴の効果が高まります。仕事や勉強で煮詰まったときなど気分転換やリラックスしたい場合に、デスクの上に置いて楽しむのもおすすめです。ただし、香りはあまり持続しません。

アロマライ卜を使って

電球の熱で精油を温めて揮発させ、香りを楽しみます。部屋の広さや器具に応じて、上皿やくぼみ部分に精油を1〜5滴程度たらしたら、スイッチを入れて温めます。火を使わない ので、就寝前の寝 室で使用しても安心です。温度が高くなりすぎないので、香りの強さもおだやか。精油を入れなくてもルームライ卜やフットライトとしても使用できるので、1つ持っていると便利です。

ディフューザーを使って

空気圧や超音波による振動で、精油の微粒子をミス卜状にし、空気中に拡散させる芳香拡散器(ディフュ一ザ一)を利用します。 火や熱を使わないので、精油そのものの香りを楽しめるほか、広い空間でも十分に香り立つのが特徴です。また、霧状の精油が噴射されている様子がわかり、見た目にも楽しめるでしよう。香りの強さを変えられるもの、タイマー付きのものなど、さまざな種類の拡散器が安価なものでは3000円程度から市販されています。

ルームスプレーを使って

精油と無水エタノール、精製水をブレンドしてルームスプレーを作ります。無水エタノ一ル5ml に対し、精油5〜10滴、精製水45ml 程度を混ぜ、遮光性のあるスプレー容器に入れて保存します。シュッとひと吹きするだけで素早く香るので、すぐに効果を得たいときに重宝します。消臭スプレーとして玄関や卜イしなどに常備しておくほか、 持ち歩いて外出時の気分転換に使う のも手軽でおすすめです。

 

 

アロマ・マッサージ

心・体・肌に同時に深く働きかける代替医療

古代エジプト文明でも医療や美容目的で行われており、アロマテラピーの中で、もっとも効果を実感しやすいのがマッサージ。皮膚から精油の芳香成分が吸収されるのと同時に、鼻から脳や全身にも伝わります。さらにマッサージそのものによる効果も得られ一石二鳥。血液循環が促され、自律神経系や内分泌系が刺激されて心身ともに深いリラックス状態になるでしよう。

マッサージをする際には、症状や好みに合わせて精油を選び、キャリアオイルで希釈してオリジナルのマッサージ用ブレンドオイルを作ります。他の人にマッサージをする場合は、相手の好みに合う香りを使うようにしましよう。

病中、病後、入院中などの時、アロマ・マッサージは特に有効です。一部のエッセンシャルオイルには、肌から吸収された成分が疾病を治療する効果が研究・報告されています。フランスやベルギーでは、アロマ・マッサージを入院中の患者に保険適用の医療行為として実施しています。

 

マッサージの注意点

精油に対するアレルギーチェックのため、マッサ一ジの前にはブレンドオイルのパッチテス卜を行いましょう。また、十分に換気ができる部屋で、快適な室温を保ちながら行いましょう。さらに、間接照明を利用するなどして灯りをやや暗くした部屋で行い、リラックスできるようなBGMを用意するとより効果的です。

マッサ一ジ前には手を洗って清潔にし、手を温めておきます。マッサージは単調な一定のリズムを保ちながら、原則として末端から体の中心に向かって行います。

次のような体調、または状況のときはマッサ一ジを控えてください。

・手術直後や急性の病気にかかったとき ・伝染性の病気があるとき・体調や気分が悪いとき・発熱しているとき・食事の直前または食事の直後・アルコールを摂取しているとき・指圧や鍼療法などを受けた当日

 

 

アロマ入浴

湯に浸かるだけで精油の成分を効果的に取り込める

エッセンシャルオイル(精油)を湯船の中に入れて、体や手足を浸ける方法をアロマ入浴といいます。鼻から吸い込んだ芳香成分が、脳や肺に伝わるのと同時に、皮膚からも吸収されて全身を循環するので、芳香浴よりも高い効果が得られます。とはいえ濃度は薄く、作用が強すぎないのでアロマテラピー初心者にも取り入れやすい方法といえるでしよう。

アロマ入浴を行うときは、精油の原液が直接皮膚に触れないように気をつけてくださ い。湯船にそのままたらさず、キャリアオイルを利用して、希釈してから利用するといいでしよう。 とくにかんきつ系の精油は皮慮への刺激が強いので注意が必要です。

基剤としてもっとも手軽なのが、専用のバスオイル。5〜10ml のバスオイルに精油を 5~10滴溶かしてから湯船の中に入れます。アロマ入浴は次のような方法で楽しむことができます。

全身浴・半身浴

肩まで浸かる全身浴やみそおちまで浸かる半身浴は、お湯を38℃くらいのぬるめにするのがおすすめです。そして30〜 40分間ゆっくり浸かるのが効果的。全身浴をするとのぼせやすいタイプの人は、半身浴にしましよう。冬は肩が冷えてしまうので、タオルをかけたり、お湯をときどきかけたりしてください。いずれにしても、リラックス効果は抜群です。

手浴・足浴・座浴

体の一部だけ湯に浸す部分浴です。手浴や足浴は、洗面器やバケツに40℃くらいのお湯を用意し、15分くらい、手やふくらはぎ下部分を浸けます。手浴は肩こりや手先の冷えなどに、足浴は冷えやむくみ、足の疲れなどに効果的。便秘や生理不順には、座浴がおすすめです。湯船か大きめの桶に10cmほど38℃くらいの温めのお湯を張り、5~10分下半身だけを温めます。

 

 

直接塗布する

部分的に気になる症状があるときに最適

精油を植物油や軟こう、クリームなどの基剤によく混ぜて、気になる症状が出ている皮膚に直接塗りこむ方法です。皮膚から症状のある場所にダイレクトに働きかけるので、より効果的なのが特徴です。

塗布は、ニキビや炎症、日焼け、乾燥、かゆみといった肌のトラブルや、関節痛、肩こりなどの痛みがあるときに効果的です。せきなど呼吸器に不調があるときには、デコルテ部分に塗るとよいでしょう。

どの基剤にするかは症状や好みに合わせて選んでかまいません。ブレンドする際には、 精油の濃度を基剤に対して1〜3%にしてよく混ぜるようにしましょう。塗布の前にはパッチテストを忘れず行うようにしてください。

 

 

吸入

急激な症状のときに即効性を発揮

空気中に漂わせる芳香浴よりも、香りをしっかり吸い込むのが吸入です。ハンカチやティッシュペーパー、コットンなどに精油を1~2滴たらし、鼻に近づけて深呼吸をし、香りを深く吸い込みます。

即効性があるので、大事な試験や仕事の前などの緊張しているとき、二日酔いや乗り物酔いのとき、パニック状態に陥りそうなときなど、緊急事態のときに役立ちます。

より深く吸入したいときには、洗面器に約80℃のぬるめのお湯を張り、精油を1〜2 滴たらします。顔を水面から15cm以上離し、目を閉じて顔に湯気を当て、上からバスタオルをかぶって香りを吸い込みましょう。数秒から最大5分までが目安時間です。

 

 

うがい

のどが痛いときや風邪の予防に有効

精油の中で唯一うがいに利用できるのが、ティートリーです。抗菌、抗ウイルス、抗真菌作用が強く、さまざまな感染症対策に効果的です。とくにのどが痛いときや風邪の予防には、ぬるま湯を100ccほど入れたコップにティートリーを1滴たらし、うがいをします。

外出して帰ってきたときなどに、この方法でうがいをすることを習慣づけると、風邪の予防になるでしょう。ティートリ一の場合、 誤って消化管に多少の量が入っても問題はありませんが、飲み込まないように注意してうがいしましょう。

また、消臭効果のあるペパーミントなどの精油でマウスウォッシュを作り、口臭予防に役立てるのもおすすめです。

 - アロマテラピー