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がんの食事療法

食事療法はガン化する細胞を食生活で治す代替療法

私たちは、がんを局所的な疾患と捉えがちですが、がんは発生メカニズムが解明されつつあり、「全身性の慢性代謝障害」いわゆる生活習慣病であることが、現代医学でわかってきました。代謝とは生体内の化学反応のことで、体外から取り入れた物質によって他の物質を合成したり、エネルギーを得たりすることです。ですから、がん治療にとって食生活改善は大きな柱となるのです。

正常な細胞は、細胞内のナトリウム濃度がある一定範囲に保たれています。このナトリウム濃度が上昇し、バランスが崩れると細胞が痛んだり、老化して細胞が「がん化」します。減塩に気を配り、野菜や果物を大量に食べてカリウムを摂取すれば、細胞内のナトリウム濃度が改善され、老化した細胞やがん化しつつある細胞を正常化する…これが、がんが治るという食事療法の仕組みです。

日頃の食事が原因でがんになるケースも多い

がん患者のは食べ物が原因でがんになっていることも多く、病巣を切除しても、基本的な体質はそのままです。術後に腫瘍マーカーの反応がなくなっても、以前の生活に戻れば再発してしまう確率が高いのです。大切なのは、それまでの食生活を反省し、2度と同じ過ちを繰り返さないことです。

「食べ物でガンを治す!」という強い意志を持ち、しっかり取り組んだ方は、たとえ晚期がんであっても悪化せず長生きしている方が少なくありません。

私たちが口にしている食べ物には、農薬、保存料、合成添加物が大量に使われています。更に動物性脂肪や油脂のとりすぎが問題視されています。このような食生活では細胞代謝が悪くなり、がんや生活習慣病を引き起こします。

農作物でも、よい土壌とよい環境で栽培すると、安全で栄養価が高く、しかもおいしい作物ができます。同じように、私たちの身体も良質の食物を食べれば、身体全体に最良の栄養素を摂れます。がんになるかどうかの鍵は、食べ物が決めると言っても過言ではないでしょう。

消化器癌が全体の50%を占めている

すべてのがん患者さんを分類すると、圧倒的な割合で消化器がん(胃がん、大腸がん、食道がん、肝臓がん、すい臓がん)がトップになっています。この事実は、人間が生きていくためには、食べ物を切り離して語ることはできないということを物語っています。

私たちは毎日なんらかの食べ物を食べています。咀嚼したものは唾液によって分解され、さらに胃で細かくぺースト状にされて、それが小腸で吸収され、血液に入り全身をめぐります。このように私たちの生命維持に消化器はとても大切な役割を担っています。

わたしたち現代人は飽食の時代を生きているので、栄養やミネラルのバランスを欠いた食生活に偏りがちです。おいしそうに映されるテレビや雑誌のグルメ情報など、私たちの視覚や聴覚を刺激する誘惑が満ちあふれていますから、その欲望を満たすために、つい手が出てしまうのも当然です。生きていくうえで、おいしいものを食べる楽しみや喜びがないとストレスがたまってしまいます。

しかし、味覚だけを追求する食べ方は栄養などが偏っているので、やがて病気という形となって自分自身に返ってきます。

がんは慢性の代謝病です。正常細胞の代謝や免疫機能が低下して発症しますので、細胞が再生するまで食事療法を途中で止めない強い意志が効果をあげます。

アメリカではがんへの国家的取り組みで死亡率が低下

1973年から1989年、米国ではがんにかかる人が増加していたにもかかわらず、1990年から1995年を境にして、がんにかかる人や死亡率が減少しています。それは、現在も続いているのです。片や日本では増加の一途だというのに、何故なのでしょう。

当時、世界最高の医療技術を誇るはずの米国で、心臓病や癌、脳梗塞などの病気が増え続けていました。その原因を究明するために、当時のフォード大統領は「栄養問題特別委員会」を設置させ、通称「マクガバン・レポート」と呼ばれる「アメリカ合衆国上院栄養問題特別委員会報告書」をつくらせました。

その内容は、①肉食中心の食生活ががん、心臓病、糖尿病を生んでいる。②ビタミン、ミネラル不足。③医学界は病気と栄養の問題を無視してきた。というものでした。

がんや心臟病、糖尿病や脳卒中などの病気は間違った食生活が原因で発症し、それを治すためには人間の自然治癒力・免疫力を高めなければならないこと。そのためには、食ベ物から摂取する栄養素が大切であると報告されました。

このレポートに端を発して、1979年には「ヘルシーピープル」という健康に対する数値目標をつくり、さらに1990年には、アメリカ国立がん研究所が「デザイナーフーズプロジェクト」を立ち上げ、野菜の積極的な摂取を呼び掛けた結果、近年の米国ではがんにかかる人も死亡率も減少しているのです。

手術・杭がん剤・放射線だけの標準治療では限界

現代医学のがん治療は標準治療が基本ですが、その治療実績〈5年生存率)を、私の1400例の手術をした 患者さんをもとに出してみましたが、そのデー夕に愕然となりました。驚くことに48、の患者さんは5年以内に 再発、死亡しており、標準治療の限界が見えました。

それから本当の意味で患者さんを救ぅために、再発防止の研究を重ねていたところ、食事内容で病態が改善し た症例に遭遇しました。

そして食事と栄養、そして代謝 はがんの病態に深く関わることがわかり、食事療法を治療に取り入れていくことになるのです。

世界的な食事療法、「ゲルソン療法」

がんの食事療法には100年もの歴史があり、様々な食事療法が存在しています。なかでもドイツ系米国人のマックス・ゲルソン医師(1881年〜1959年)の療法が最も信頼され、全世界で実施されています。

ただし、完全な動物性脂肪やたんぱく質の制限、無塩食、野菜・果物ジュースを1日13回摂取、コーヒー浣腸など、ゲルソン療法はかなりの苦行です。

栄養指導は予防だけでなく、治す医療の基盤

わたしたちの周りには、へビースモー力ーでも肺がんにならない人は大勢います。しかし、好き嫌いの多い人、野菜や果物を食べない人、動物性油脂やたんぱく質を必要以上に毎日食べる人は、必ず何らかの病気になります。

逆にゲルソン療法などの食事療法はリンパ球を増やし、免疫能力を向上させ、人間が本来持っている自然治癒力を大きく引き出して転移性の末期がんでも治ることがあります。

何故ならそれは、血管の中を流れるリンパ球やナチュラルキラー細胞(NK細胞)などが、玄米菜食、特に各種ポリフェノールや抗酸化活性に優れた食材を食べることによって、その数と機能をパワーアップさせ代謝を正常化させるからです。食の大切さを知れば知るほど、がんの予防も治癒も、ますます実績をあげていくことになるでしょう。

 

 

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